ブルートレインについて
ブルートレインの名称
何故に「ブルートレイン」と呼ばれるようになったのか?
一番先に思いつくのは、車両の色がブルーだからではないでしょうか?
上野~青森間にて「はつかり」という昼行特急列車にて青色の車両がありました。
でも、これはそれ以前に運行していた「あさかぜ」や「さくら」、「かもめ」のお色直しのようなものみたいだったそうです。
しかし、この「はつかり」は約2年で定期列車として昼行特急客車列車の設定がなされなかった為に、ブルートレインと呼ばれませんでした。
では、いつからブルートレインと呼ばれるようになったのでしょうか?
これには寝台特急列車専用車両の登場にも深く関わってきます。
使用車両が現行のA寝台に相当する二等寝台車に戦前製造のツーリスト式寝台車を連結するなどともすれば急行列車に用いられるそれと同じ車両を用いざるを得ないことから、特急列車に見合う車両が求められる様になってきました。
そこで、寝台特急列車に充当するために、20系という車両が新たに設計・製造されました。
当初、20系は九州方面の寝台特急列車のみに充当されたため、この車両を用いた列車は「九州特急」などと呼ばれ、その車両は固定編成客車と呼ばれてました。
その後、東京オリンピックの年に東京から北へ向かう「はくつる」に利用されることになったために「九州特急」という呼び名が相応しくないとの理由で、当時の国際寝台車会社の夜行列車「ル・トラン・ブルー(青列車)」にあやかった「ブルートレイン」の呼称が普及したと見られています。
ちなみに、ブルートレインの商標権は、2007年11月現在にて『ブルートレイン』の商標権はイトーキ、タカラトミー、東日本旅客鉄道、サンリオ、コナミデジタルエンタテインメント、小杉産業が保有しているんだそうです。
ブルトレブーム
なぜ?これほどまでにブルトレブームが起ったのか?
現在の「ニューブルートレイン」が大阪万博開催に伴う輸送力確保のために製造されたこのニューブルトレは、現在のJR(旧国鉄)の運賃の値上げとその他の交通手段である航空機・新幹線・高速バスの普及などで寝台列車自体の衰退が始まっており、国鉄が「星の寝台特急」と称したPR作戦を行ったことがありました
これは寝台車、とりわけB寝台の区分分けを行う際に星の数を使用して寝台の区分をしたのです。
その「星の寝台車」の星は、車両の扉上部における表示に★のマークを付けて寝台内容を表示しました。
★:3段式寝台客車(該当車両は20系客車、未改修の14・24系寝台客車)
★★:3段式寝台電車(該当車両は581・583系)
★★★:2段式寝台客車(該当車両は新製車両としては14系15形・24系25形が該当14・24系でも2段式に改修された車両)
★★★★:4人個室寝台「カルテット」(1984年登場)(該当車両はオハネ14形700番台)
元々は「寝台専用列車」現と呼ばれていましたが、今は寝台専用列車を表すのに使用される「流れ星」のマークも登場しています。
電車による昼行列車で採用された「絵入りヘッドマーク」と並行して行った、この「流れ星」はヘッドマークではなくテールマークで採用したことから人気に拍車がかかりました。
そして、ブルトレブームに火がついて、1976年頃から1980年代までは、鉄道ファンを中心にブルートレインの撮影が流行したんですね。
これまでの集大成として、1988年に開業した青函トンネル・瀬戸大橋を経由して運行される列車の運行です。
このうち前者にあたる「北斗星」は個室寝台を中心にした編成組成や専用色として塗色が「青に3条の金帯」に変更したこと、食堂車の時間指定を行うなど従来の列車とは著しく異なった列車として紹介され、当時のバブル景気の風潮に乗った豪華列車として成功した例となり、「トワイライトエクスプレス」や「カシオペア」などに繋がるものとなりました。
このため、以降青函トンネルを通過するため運行経路・経由地から"青函ブルトレ"と通称されることとなりましたが、車両塗色が「トワイライトエクスプレス」以降は青を基調としないものとなった関係でこれ以降「寝台列車」=「ブルートレイン」の構図は崩れた格好となってしまいました。
ブルトレの運行による分類
「はくつる」の運行開始以降に発着地及び経由地により"○○ブルトレ"という俗称も使用されるようになりました。
九州ブルトレ:主に東京対九州各地発着の寝台特急列車で、「あさかぜ」以来の「九州特急」はこの九州ブルトレになります。
2008年現行では「富士」や「はやぶさ」がこの九州ブルトレになります。
関西ブルトレ:主に京都・新大阪・大阪発着の寝台特急列車で、1965年の「あかつき」の運行開始から、2008年3月14日に「なは・あかつき」の廃止により九州方面のものは全廃となってしまいました。
その後、関西ブルトレは「日本海」のみとなっています。
東北ブルトレ:主に上野対東北各地発着の寝台特急列車で、「はくつる」の運行開始から始まりました。
2008年現行では「あけぼの」がこの東北ブルトレになります。
山陰ブルトレ:1972年に「出雲」が特急列車に昇格した際に用いられました。
なお、これは「九州ブルトレ」や「関西ブルトレ」との差別化の意味合いや一時期「出雲」や「いなば」と2つ列車愛称を用いた関係もあります。
2008年現在山陰行きの寝台特急列車は「サンライズ出雲」のみになっているようですが、285系電車を使用しているため、厳密にはブルートレインとは言えないと言われています。
青函ブルトレ:青函トンネルを介して本州~北海道間を運行する寝台特急列車に用いる通称。
1988年の上野~札幌駅間運行の「北斗星」の運行開始と2007年まで大阪~青森駅間運行の「日本海1・4号」(運行当時)が函館駅まで乗り入れたことから用いられるようになりました。
現行運行されているブルートレイン
「寝台専用列車」の定義を、「編成の大部分が寝台車で組成され、かつ座席車を含め座席が指定されている列車」に求めるものとするため、夜行客車列車であり、使用車両が14系・24系であるが、座席車に自由席を連結することから急行「はまなす」(青森駅~札幌駅間)をこの範疇に入れることは冒頭の定義から外れるため、また、「カシオペア」上野駅~札幌駅間)は、客車が14系・24系ではないため、本来のブルートレインには含みません。
北斗星:上野駅 - 札幌駅間にて1日1往復運行。
あけぼの:上野駅 - 青森駅間にて1日1往復運行(上越線・羽越本線・奥羽本線経由)。この車両は普通車指定席「ゴロンとシート」連結となってます。
北陸:上野駅 - 金沢駅間にて1日1往復運行。
トワイライトエクスプレス:大阪駅 - 札幌駅間にて1往復(臨時)運行。使用する24系客車はダークグリーン(緑2号)に塗色変更となってます。
日本海:大阪駅 - 青森駅間にて1日1往復運行。
はやぶさ:東京駅 - 熊本駅間にて1日1往復運行。東京駅 - 門司駅間「富士」と併結運転となってます。
富士 :東京駅 - 大分駅間にて1日1往復運行。東京駅 - 門司駅間「はやぶさ」と併結運転しています。
